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14話 領地が欲しい

Auteur: みみっく
last update Date de publication: 2026-02-27 11:14:13

 ルフィアに続きミーニャ、ミアまで獣人族の村から連れ帰り、俺の部屋やじゃ狭くなってきた。部屋は3部屋も貰っていたけど、起きていれば……俺のところへ集まってきちゃう。

 あーちゃん、リリス、ロディー、セラフィーナ、ルフィア、ミーニャ、ミアで、俺を入れて8人だ。このままいくと更に増える気がするんだけど……

 このまま部屋を増やしてもらっても……すぐにいっぱいになっちゃいそうだよねぇ……。お父さまにお願いして王都内の屋敷をもらっても獣人どころか、天使や悪魔にドラゴンまでいるしなぁ……目立つよね。なぜか獣人族はいやがられているし。ならば、いっそうのこと廃村とかが欲しいなぁ〜

 どうせなら人が寄り付かなそうな広大な土地が欲しいなっ♪ 人がいない廃村や町で、王都や街から遠いなら利用価値もなくて貰えそうだよね〜!

 さっそくお父さまに、お願いをすると領地経営に目覚めたと勘違いをされ、王都の近くの立派な領地を渡されそうになった。危ない……そんな領地じゃ、獣人族や仲間と一緒に暮らしたら大騒ぎじゃん。それにメイドさんや兵士まで送り込まれちゃうじゃん。領地の勉強で先生とか、お偉いさんもセットでしょ、多分。それは、勘弁して欲しい……

 慌てて否定をして、新しく村を作りたいとお願いすると、子供のお遊びだと思ったらしく「廃村を見つけたら好きにするが良い。立派な村を作れると良いな!楽しみにしておるぞ……レイニー」と、笑顔で了承してくれた。

「はい。がんばります! 廃村を見つけたら村作りを初めたいので、書面でお父さまの許しをお願いしまーす♪」と、ちゃっかり書面を貰っておく。

「よし。分かった、書面を発行しレイニーに渡してやってくれ」と控えていたお役人に指示を出してくれた。

「わぁ〜い。村を作って良いんだね〜♪」俺が喜んでいると、お父さまはニコニコして眺めていた。

 周りには目的地は言わずに、村の候補地を探しに行くとだけ伝え「しばらくは、帰れないかなぁ〜良いですかぁ?お父さまぁ〜」と甘えた声で、お父さまにお願いをした。勿論、許可も出たので気兼ねなく外泊が出来るようになった。

 森が良いよなぁ……森なら獣人族の村より奥地が良いよなぁ。

 書庫に入り、テーブルに地図を広げて、王都の近くのいくつかの森の名前で村を探し、本を読み漁っていると良さそうな廃村があった。書庫にあった古い文献を読んだが、すでに「無秩序の森」と記載されていた。かなり昔から危険な場所だったようだ。

 文献によると、「この地にはかつて村があり、住民たちは豊かな暮らしをしていた。しかし、魔物の出現と襲撃が多発したために物流が途絶え、村は廃村となった」と記されていた。わぁ……ここって、俺が求めている廃村じゃないのかなぁ!期待に胸が膨らむなぁ〜♪

 部屋に戻り皆に引っ越しの話をしてあったので、準備はできている。

「さっ!みんな、引っ越しをするよ〜」と、言うと皆が笑顔になった。まあ、王城じゃ気を使って居づらいよね。それに自由に出歩けないしなぁ。

 最近じゃ、王城に寝に帰ってきてるような暮らしだったし。

 おおよその位置を特定していたので、馬車で王都を抜け街の外で馬車から下りると、そこからは転移で移動した。

 一瞬で、周りの風景と雰囲気が変わり異様な雰囲気があたりを覆っていた。普通の森の雰囲気ではなく、ダンジョンの奥に進むにつれて空気が重く冷たくなるような感じに似ている。そして、最大の特徴は……ダンジョンの奥に潜む強大な魔物の発するオーラというか気配が、この辺りにしている。

「さっそく獲物にされてるっぽいね? 美味しそうに見えるのかなぁ〜♪」と言うと、ルフィアが顔を引き攣らせて「お兄ちゃん、何を言ってるのぉ……ここ、ヤバい気配がいっぱいだよぉ!!」泣きそうな声で言ってきた。

「レイニー様、どこに連れてきたんだよぅ……!周りヤバい魔物だらけだぞぉー!しかも普通の魔物じゃないしっ!」リリスも顔を引き攣らせて言ってきた。

戦闘好きだったミアも顔を引き攣らせていた。「うわぁっ。ここどこ?ムリムリ……レイニーくん。たすけてっ」と言って腕に抱きついてくる。

「どこ、ここ?もりだね……。狩りできるかなぁ?」ミーニャは、魔物を恐れないのか……魔物の気配が分からない?そんな訳ないか。ミーニャは、魔物の気配を探るのが得意だし。ということは、恐れていないのかな?

 戦闘は避けて結界を張り、進んでいく。

 うん。ここイメージ通りかも! ここなら誰もこなさそうだし、好きに暮らせるんじゃない? 俺が転移で連れてきた者だけが入れるって感じだし。

 周りに気を使わなくて、のんびりと暮らせるね。派手に暴れても、多少なら大丈夫そうだし。広大な土地で、この村の周りに村や町は無い。

 たどり着いた村を探索すると、結構広く立派な家も建っていた。お屋敷もあり原型をとどめていたので、そこをキレイにすれば住めそうだった。

「ねぇ〜こっち!この屋敷は住めそうだよ!大きくて立派だし、いい感じだよ♪」

「掃除が大変そうですねぇ……。でも、レイニーくんが言う通り屋敷自体はシッカリしてそうですね」セラフィーナが周りを見渡して言った。

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